第21巻。 3号 2020年12月

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国際シャローム・コーディネーターの新人

Sr.マリネス・カプラ SSND

私達の生活の中で、神が主導権を取られるように、私達は心を開い

て新しく生きる。(YASc2) 国際シャロームのコーディネータ^となるように招きを受けて驚きましたが、神様と会のサポートに信頼して、この使徒職を引き受けることを承諾いたしました。 

私のこれまでの使徒職は主に教育の分野でしたので、学生・生徒、同僚の教師たちに対し、シャローム・クラブで、或いは通常科目の「人間開発」とか「文化と平和」のカリキュラムを展開させるにあたって、シャロームの価値観・原理を種まく機会は数多くありました。これらの経験は、今後シャローム・ネット・ワークの中で、複雑な、苦悩している今の世界の現実の中にあって、視野を世界に広げ、宇宙的責任感を培う(YASc26)のに役立つことでしょう。新たな使徒職に就くにあたり、神に信頼して、全てを与える愛へと変容されるように、喜んで神に聴き続けてまいるつもりです。

いのちのために情熱と創造性をもって紡がれたネットワークが 未来に希望をもたらしました!

Sr.ジュディス鎌田 SSND

2020年10月24日、50番目の国として、ホンジュラスが核兵器禁止条約に批准しました!50ヶ国が批准してから90日目に条約が発効すると定められていますので、これによって核兵器禁止条約が来年1月22日に発効することが確定したわけです!!ヒロシマとナガサキに原爆が投下されてからの75年という長く苦しみに満ちた道のりでした。同時に、それはいのちのためのネットワークを紡ぐことによって希望を育んできた道のりでもありました。左の写真は10月25日にヒロシマの平和公園の原爆ドーム前に、核兵器禁止条約発効の確定を喜ぶ人々が集まって撮影されたものです。

ヒロシマを中心に活動しているICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン、2017年ノーベル平和賞受賞)、ピースボートなどの7団体がこの喜びの集いを企画し、市長や知事もイベントに参加していました。偶々、10月24日が国連の75回目の「誕生日」に当たっていたことも意味深いことであったと思います。
核兵器禁止条約が間もなく国際法となるのは、被爆者を含む若者から高齢者まで、専門家も一般人も、それぞれに情熱と革新的アイディア、専門的知識と経験を持ち寄って「核兵器を地上からなくそう!」という願いを実現するために一緒に働いてきたおかげです。けれども「核保有国が条約に参加しない限り、条約が発効しても状況は変わらない」というあきらめムードがあるのも確かです。しかし、未来に希望があることは、歴史が保証しているのです。

国連におけるSSNDの働き

Sr.エセル・ホーレイSSND UN-NGO代表(1993-2003)

私達はSSNDとして「三位の神・互い同士・神が創造された驚きに満ちた宇宙 との関係において、自分たちが何者であるかに意識を深める」(愛はすべてを与える)努力をしております。私達はUNに対し、諸国間の平和を期待しています。これはUN創立の夢でありました。1945年以来、国家間また国内での多くの戦いがありましたが、世界大戦には至らずに済みました。私達は国家として互いに資源獲得を競い合うのではなく、国々が集まって兄弟姉妹として共同体を築かなければなりません。近頃、此の世界は教皇フランシスコによって、地球惑星、私達がともに住む家と呼ばれています。 世界のすべての国々のリーダー達の間で、宇宙的な心配の種になっている事柄について話し合うために、国連はその機会を設けました。それによって、研究機関や委員会が設立され、環境専門家等も提供されました。子供・女性・原住民の人権、平和と非武装、開発と資金調達、又、民間の諸団体との繋がりをも含んでいます。

SSNDは、1993年以来、UN=NGOに入っています。若い人々の教育の面では,すでに187年間これに携わってきました。私達の努力は、幼稚園から大学まで、ドイツをはじめ、世界の三十数か国に及びます。近年、SSNDは、世界のご5大陸から、中高生大学生、教師たちを伴って国連を訪れ、「女性の地位委員会」「社会開発委員会」などその他の相応しい経験をすることが出来ます。彼らは宇宙的・地球的に新たな知見をもって帰国し、学校・家庭・近隣の人々と分かち合います。SSND達は新たな意気込みをもって、生命の尊厳を守り、被造界を大切にするために他者と協力し、教育に携わり、声を上げて行動し(総会指針、愛はすべてを与える)続けます。

国連75年 そしてこれから・・・・

Sr. アン・ショルツSSND国連NGO代表(2003-2010)

私達がこの頃経験している世界の現状を踏まえて、私達が必要としている国連とは、どのようなものでありましょうか?

イデオロギーによる分裂、政治理念の分極で、引き裂かれている今の世界にあって、国連は、国家のリーダーたちが中立の場で出会える数少ない場の一つです。無数の宇宙的危機に脅かされている世界の中で、国連は、私達に是非とも必要な 宇宙的な解決案を打ち出しうる唯一の場でしょう。国連は完全なものからは程遠いです。かなり屡々、創始者が橋掛けを望んだ、分極のどちらかの極に偏ってしまいます。また、その規約と構造が偏りを可能にし、屡々,そうさせることにもなります。それでもやはり、国連は我々の未来への希望として留まります。 私が国連で学んだ事の一つはこれです。もし、私がこの時代にチャレンジを申し述べたいなら、私はグローバル市民としての責任を果たさなければなりません。第一に、権力者に対して真実を告げる責任を決してひっこめてはなりません。私にこれが最も効果的に出来たのは、人身売買を生き延びた少女たち、貧困に追い込まれた少女たちに、自分の口から訴える場を作って提供したことだと信じています。第2に、国連が行動できるための政治的意思を動員させるのは、我々だということです。ほかの組織と同様に、国連も又、そのメンバーの言うことだけを実行し得るのです。我が国の政府が共通善のために行動するよう動員するのも私達にかかっているのです。

国連 75年

Sr.アイリーン・ライリーSSND UN―NGO代表(2010-2019)

SSND-UN-NGO代表として、9年間奉仕する機会を与えられたことは、私の一生にとって最もチャレンジに満ちた,又同時に、最も遣り甲斐のある使徒職でした。チャレンジであったのは;我々の望んでいる国連のゴールと希望が、非常に屡々矮小に感じられたこと。ネパールの“平和の勇士”たちが、地震の後コレラをハイチへ持ち込んだこと。国連安全保障委員会の常任理事国に与えられている“拒否権“が、屡々危機にあたって、会議を麻痺させてしまったこと、です。

遣り甲斐のあったことは;我々の必要としている国連が、時にはグローバルな危機に際して、指導的な応対が出来たこと。持続可能な開発目標(SDG)、賛成だが多岐に亘り過ぎており、容易く到達できそうにない。「国連女性」は設立されたが「性の同等性を促進させるためにデパートメントに行け」的で…。気候変動のグローバルな危機に際して、パリ協定は成功を収めた。

さて、私達SSNDはここにおります。私達は私達の生徒と共に、女性のステイタス・コミッションにあって、女性と少女の権利を促進させる小さな一歩を踏み出しています。又、リオ地球サミットに参加したその場所でSDG形成のディスカッションが起こり、パリ気候協定の準備が始まったのでした。

創造の季節、地球のジュビリー

Sr.マリネス・カプラSSND 国際シャローム・コーディネーター

創造の季節、地球のジュビリー、この言葉は教皇フランシスコの回勅ラウダト・シを思い起こさせます。「私達が別の道を歩むようにとの懇願の叫びを、世の中の見捨てられたすべての人と共に、姉妹である地球にも挙げさせてきたのは、こうした状況です。この二百年間ほど、皆がともに暮らす家を傷つけ、又虐げてきた時代はありません。しかし私達は、父なる神の道具となるよう呼ばれています。それは私達の星が創造の時にお望みになられたものとなり、平和と美と充満へと向かう計画に叶うものとなるためです(ラウダト・シ 53)。 教皇フランシスコの新しい回勅フラテリ・テュッティ(Fratelli Tutti)は、新しい道を指し示し、造られた全てのものは我々の兄弟姉妹なのであると認めることで、新しい道を歩むようにと私達を励ましています。私達はともに住んでいる共通の家の中で、皆が繋がり合い、お互いに依存しあっています。教皇の言葉に私達は造られた全てのものをどのように扱ってきたかを振り返り、共に改善するようにとの呼び掛けを感じます。現在と未来の生命は、我々の手の中にあります。それは私達が兄弟愛と社会的友愛精神で生活するときに、それらの命を保つことが出来るからです。

•われわれの共通善の行動は、どのように方向づけられているか?
•我々は全てのものを神の目で見なければならないが、そのためにはどのような恵みが必要か?
•新回勅「Fratelli Tutti」「 が、私達に呼び掛けて新たな生き方として示しているのは、どのような変容への呼び掛けか?

教育に関する盟約 共に未来を見よう

Sr マリネス・カプラSSND 国際シャローム・コーディネータ^

2020年10月15日木曜日、教皇フランシスコは教育のテーマで話されましたが、それは彼の教えの真髄であり、世界との対話という、中心的話題でした。彼が繰り返し述べてこられたことを要約し、プログラム化したものです。「教育することは希望することです。」このお話の最後に教皇はこう言われました;すべての善意の人が教育の盟約に加盟する、即ち地球規模の変化を努力してやり遂げると約束することで、教育が兄弟愛と平和と正義の創り手となるだろう。そしてこのことは、パンデミックに脅かされている今の世にあって、より緊急のニードである。
教育に関する盟約から来る大きなチャレンジは四つある;

•人間の尊厳と人権
•ラウダト・シの言っているインテグラルなエコロジ
•平和と市民権
•連帯と開発

教育に関するグローバルな盟約の、要点の一つは、この共通のミッションをネットワークに繋げて行くことです。さて、私達SSNDはこの呼びかけに、どれほどオープンで熱心でしょうか?
つぎのサイトで詳しい情報をご覧になれます。
https//www.educationglobalcompact.ora/en/ 

Video of the Pope’s message  http://www.vatican.va/content/francesco/en/events/event.dir.html/content/vaticanevents/en/2020/10/15/videomessaggio-globalcompactoneducation.html


Shalom/UN-NGO Newsletter is a triannual publication of the School Sisters of Notre Dame: via della Stazione Aurelia 95, 00165 Roma · tel: +39.06.6652.01; fax: +39.06.6652.0234.


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