第20巻、1号 —  2019年4月

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愛はすべてを与える

S.ベアトリス・マルティネス-グラシア

S.ベアトリス・マルティネスグラシア

愛するシスター方、

私の名前はベアトリス・ユージニア・マルティネスグラシアです。家族のいるメキシコで生まれ育ちました。

SSNDとしては、メキシコ、合衆国のアリゾナ州、テキサス州、ミネソタ州の小教区や司教区の事務所で福音宣教やカテケージスの分野での使徒職をしてきました。昨年10月1日、国連のSSND NGO代表として使徒職をするよう任命されました。現在、この使徒職のための訓練を受ける機会をいただいています。現国連SSND NGO代表のS.アイリーン・ライリーは、私がこの使徒職の重要な側面をよく知り、国際シャロームネットワークとどのように協働して働くかをより良く理解するよう助けてくれているところです。

私は、第24回総会指針と決議が主張している以下の事柄を強く信じています。私たちは「いのちの尊厳を守り、被造界を大切にするために他者と協働し、教育に携わり、声をあげ、行動し」また「どの緊急で重要な世界の問題に取り組むかを会として識別し、思いもよらない方法で大胆かつ勇敢に応えます」。

みなさんお一人一人のお祈りと支えに深く感謝しています。

誰をも自分たちの配慮から除外しない

S.アイリーン・ライリー、SSND国連NGOオフィス担当者

2016年にはじまった「持続可能な開発目標」(SDGs)を実行し続ける国連メンバーとして、「誰をも除外しない」ことの大切さをしばしば思い起こしています。この考えは、持続可能な開発目標を決定する話し合いの過程において大変重要であることが認識され、目標のテーマになってきました。

具体的に、それはどのような行動につながるのでしょうか。いくつかの例をあげますと、すべての人に普遍的教育を提供するにあたり、障がいのある子どもたちのために必要となる特別な方法を考案する、社会における性の平等を促進する立場にある人々が女性と少女が除外されていないかに絶えず注意を払うなどです。

大変実際的なレベルでは、こうした配慮が国連において「社会的保護制度」を促進する努力へとつながって来たのです。この用語は、全ての人、特に最も助けを必要としている人々が、人として健やかな生を生きることに貢献する多様なプログラムを説明するために使われます。「社会的保護制度」には、健康、教育、失業保険、老齢年金、この他多くの分野のプログラムが含まれます。

女性の地位委員会(CSW)と社会開発委員会(CSocD)の両方が、今年の会合に「社会的保護制度」をテーマに選びました。このように「誰をも除外しない」ことの重要性を改めて強化することによって、持続可能な開発目標(SDG)が2030年の期日までに達成できるだろうという新たな希望が湧いてきました。

2018年12月10日 : 人権の日

S.キャシー・シュミットゲンズ、 国際シャロームコーディネーター

シャロームネットワークとして共通して守っている国際的記念日のひとつは12月10日の「人権の日」です。ポーランドのSSNDのシスターたち、この重要な権利を使徒職の中でこのように取り上げています。S.M.キアラが情報を送ってくださいました!

ポーランドのオポーレの幼稚園で、園児たちは権利が侵害されているすべての人のために祈りました。教室で先生たちは、新生児からプレスクールまでの年齢の小さい子どもの権利について、それ

から幼稚園や学校に通う子どもの権利について、次に大人の権利について園児たちと話し合いました。園児たちは多くの権利を挙げました。そのうちのいくつかを色とりどりの紙に書きました。なぜなら皆が良い人生を過ごすために、全ての権利が重要で、権利が守られれば、世界がもっと美しくなるからです。

ベラルーシでは、人権の日の前の日曜日に、S.M.レジナとS.M.アリチァが、人権をテーマに、大人と子どもの家での会合を計画し、また、待降節中使う意向を一緒に祈りました。

話し合う福者マリア・テレジア幼稚園の園児

話し合う福者マリア・テレジア幼稚園の園児

人権について話し合うベラルーシの保護者と園児

人権について話し合うベラルーシの保護者と園児

第63回女性の地位委員会に出席したSSND

パトリシア・ストース、修道会のコミュニケーションコーディネーター

第63回「国連女性の地位委員会」が、ニューヨークで3月11日~22日まで行われました。毎年、SSNDの代表団が第1週目に出席します。今年はSSND国連NGOオフィスの担当者S.アイリーン・ライリー、S.ベアトリス・マルティネス-グラシア、ブラジル、ハンガリー、合衆国のSSND校の職員と生徒たちが出席しました。

毎年、優先テーマと再検討テーマがあります。今年の優先テーマは「社会的保護制度、公的支援制度の利用、性の平等と女性と少女への権限付与のための持続可能な社会基盤」でした。再検討テーマは「女性への権限付与と持続可能な開発目標とのつながり」は、第60回の会合のテーマでした。第60回の会合で同意された結論の実行が、第63回で評価されました。

第63回女性の地位向上委員会(CSW)について、またSSND代表団の活動については、修道会のホームページ(https://gerhardinger.org)と修道会のフェースブックのページ(@ssnd_global)でご覧いただけます。

ラウダート・シを生きる

S.キャシー・シュミットゲンズ、国際シャロームコーディネーター

シャロームネットワークとして、「私たちはカトリック社会教説、特にラウダート・シを学び続けます」。私たちがする小さな事柄が他者への証しになりうるのです。ペルーのシスターたちは、買い物でビニール袋を使わないために布の袋をつくりました。その地域でパンを売る女性のロベルタさんがそれを見て、お客さんにあげたいので袋を50枚作ってほしいと頼みました。

S.ルーシーが袋を縫いS.ヴェロニカがひもをつけている。

S.ルーシーが袋を縫いS.ヴェロニカがひもをつけている。

S. Yvonne paints on each one "No to Plastic".

S.イヴォンヌが一つひとつに「ビニール袋不要」と描いている。.

「ビニール袋不要」
S.ルーシーがロベルタさんに袋を運ぶ。

S.ルーシーがロベルタさんに袋を運ぶ。

ラウダート・シについてさらに学ぶために使える資料がたくさんあります。私たちの共同体と使徒職で、ラウダート・シを実現できるのです。

UISG(国際総長連合)は総会のテーマ「地球に希望の種をまく」というホームページを立ち上げました。アドレスはhttp://www.sowinghopefortheplanet.org/です。励みになるような資料や行事が出ています。英語、イタリア語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語で閲覧できます。

http://laudatosi.teachable.com/p/lsasで「世界カトリック気候運動」を通して、ラウダート・シを生きる者になりましょう。

環境保護についてのさらなる情報は「世界カトリック気候運動」https://catholicclimatemovement.global/に出ています。

ホームレスをなくす―一歩 ずつ

NGO working group to end homelessness

S.アイリーン・ライリー、SSND国連NGOオフィス担当者

ヴィンセンシオ会の司祭、愛徳姉妹会、ヴィンセンシオ・ア・パウロ会など、聖ヴィンセンシオ・ア・パウロにそのルーツを持つヴィンセンシオ家族は、ホームレスをなくす彼らの取り組みにSSNDや他の人たちが加わるよう招いてくれました。

この目標はかなりハードルの高いものではありますが、2年もたたないうちに「ホームレスをなくす作業グループ」は大きな前進が出来たことをご報告できることはうれしいことです。私たちは国連の「社会開発委員会」との話し合いに成功し、同委員会の2020年の会合テーマが「ホームレス」と決まりました。国連の委員会が「ホームレス」を年次総会のテーマとすることによって、世界中のすべての国連加盟国は、それぞれの国におけるあらゆる形態のホームレスの現状を調べ、報告をする仕事に取り組むことになるでしょう。

ここまでの作業を通して分かったことは、ホームレスの統計がない国があることや、ホームレスのそんざいを否定している国もあるということです。

これまでの私たちは、あらゆる取り組みを「私たちのことを、私たち抜きに決めないで」という考えに基づいて進めて来ました。これは、私たちの作業グループを通して、また陳情すの努力においても、ホームレスの人たちに発言の場を与えることを意味します。たとえば、ニューヨーク市のホームレスの女性アイリスさんが、ある国連の会合で自分の体験を語った時私はとても感動しました。

移住の世界的な協定

 S.アイリーン・ライリー、SSND国連NGOオフィス担当者

2年間交渉した末、2018年12月に認可された移住に関する国連世界協定は、世界中で移住者の数が増え続けている現状で、すべての国が移住者への責任を分かち持つあり方を模索しています。その数の概算は2億5千8百人を超えるものと見られていますが、それには生活の場を離れざるを得なくても、国内にとどまっている何百万人は数に入れられていません。

23の目標が協定に含まれていて、それはあらゆる次元の移民問題に包括的に言及しています。協定は、「安全で、秩序ある、規則に則った移住」目指しています。大半の国がこの過程に同意したのですが、その取り組みに入らなかった国があるのは残念なことです。SSNDがいる国のうち、オーストリア、チェコ共和国、ハンガリー、イタリア、ポーランド、合衆国は協定に署名しなかった国であり、ブラジルは最初は署名しましたが後で取り消しました。

復活祭は4月21日。地球の日は4月22日。
喜びに満ちたシャロームの復活祭を!

シャローム/国連NGOニュースレターはノートルダム教育修道女会の年3回の発行物です
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